2011年11月27日日曜日

犬のちび

たしか小学2年生の頃、姉が友達から白い犬をもらってきた。僕は犬が大好きだったので、とても嬉しかった。名前は小さかったので、ちびに決めた。ちびの散歩は朝、学校に行く前と学校から帰ってきた時にやった。食欲はあり、ご飯をもって玄関の戸を開けようとすると、ちびがワンワンと吠える。見つからないようにそっとちびを見てみると、こっちを見ながら首をかしげている。勢いよく僕が飛び出すと、ちびもぴょんぴょん跳ねて、とても嬉しそうだった。友達もちびを見に来てくれた。『お〜かわいかね〜!』そうやって顔を触ろうとすると、すかさず友達の足に抱きつき、交尾をしようとして離さない。『ちびだめやろうが!』そう言って

僕が急いで、離した。ちびは雄で、その時はどうも盛りの時期だったらしい。友達は苦笑いしながら、早々に帰ってしまった。その時のちびの表情が忘れられない。

0 件のコメント:

コメントを投稿